グラウンディングって何?整える方法と実践ワーク

最近、なんとなく「心がふわふわする」「地に足がついていない」「迷子になったよう」と感じることはありませんか?
それはうまくグラウンディングできていないサインかもしれません。
この記事では、グラウンディングの意味を伝え、初心者でもできる整え方や実践ワークをご紹介します。
日常の中で心と体をしっかりつなぎ、自分らしく生きる土台をつくるヒントをお届けします。

目次

グラウンディングとは?

グラウンディングの基本的な意味

グラウンディングとは、「自分を地球としっかりつなげ、安定させる」ことです。
自分を地球とつなげ、精神的なエネルギーと身体的なエネルギーのバランスをとることで、現実世界から離れず自分の意識が「今ここ」にあることを感じられます。

グラウディングすることで、自分の存在に現実感が生まれ、自分には価値があること、自分の価値を人のためになるように使うことが、自分にも他人にも価値あるものとなることに気づくのです。グラウディングは、人生を自分らしく生きるために大切なことと言えるでしょう。

グラウンディングが必要なサインとは

以下のような状態を感じるときは、グラウンディングうまくできていない可能性があります。

  • 現実感がなく、ぼんやりした感じが続く
  • 物にも自分にも価値を感じられない
  • 集中できず、気が散りやすい
  • 考えすぎてしまい、行動に移せない
  • 人のエネルギーに振り回されやすい
  • 心がそわそわして落ち着かない
  • やたら疲れやすい

こんな時はグラウディングのための方法を試してみましょう。グラウンディングすることで、心と体の軸が安定し、自分の感情や直感ともつながりやすくなります。

日常でできるグラウンディングの方法

すぐにできる!基本の呼吸法・イメージ法

グラウンディングには、呼吸とイメージを使った簡単な方法があります。

  1. 背筋を伸ばしてイスや床に座る
  2. ゆっくりと深く呼吸を繰り返し、リラックスする
  3. 両方の足の裏から、金色の根が地中深く伸びるのをイメージをする
  4. 背骨の先端からもう1本、根を地中に伸ばす
  5. 自分の中の不要なものを地面の中に放出する
  6. 息を吸うとともに地球のエネルギーを吸い上げる
  7. エネルギーが体を満たすのを感じる
  8. エネルギーを十分に感じたら、根を引き上げる

ほんの3〜5分でも、意識的に呼吸しながら大地をイメージするだけで、心が落ち着いてきます。
朝や寝る前の習慣にするのもおすすめです。

自然の中で整える

自然とふれあうことは、グラウンディングのエネルギーを強める力があります。

  • 土や草の上を裸足で歩く
  • 木に触れたり、背中を預ける
  • 海・山・公園など自然の中でゆっくり過ごす

自然の中では、思考が静まり「今ここ」に意識が戻りやすくなります。
忙しい日々の中でも、週に一度でも自然に触れる時間を意識してみてください。

体を動かす

グラウンディングは特別なことではなく、日々の生活の中でも実践できます。

意識的に体を動かすことは、意識を「いま」に向けるのに効果的です。動きたくない気持ちが大きいかもしれません。でも、いったんその気持ちを置いて立ち上がり、まずは簡単なことから始めてみましょう。

  • 家事:掃除や料理は「今に集中する」作業として効果的。やることも決まっているので動き出しやすいです
  • 運動:ストレッチやウォーキング、ランニング、ヨガなど、種類はなんでもかまいません

「現実に意識を戻す行動」すべてが、グラウンディングにつながっています。

グラウンディングのための実践ワーク

自分との約束「やりたいと思うことを書く」

いま一番やりたいと思うことを5つあげてみましょう。何でもかまいません。本を読むでもいいですし、初めてのことでもいいでしょう。以下のワークを日常のスキマ時間に試してみましょう。

  1. やりたいことを5つ書く
  2. 5つのことをする現実のスケジュールを立てる
  3. スケジュールを予定表に書き込む
  4. 実際に行う

他の人との約束と同じ、自分との約束です。できるだけ大事にして、守りましょう。もしできない時は、早めに計画を立て直して、自分との約束を守るようにしてください。これは自分自身を大切にすることにつながります。

書くことで意識を戻す「ジャーナリング」

ノートに自分の気持ちや頭に浮かんだことをそのまま書き出す「ジャーナリング」も、グラウンディングに効果的です。ポイントは、「うまく書こうとしない」こと。前向きな気持ちも、ネガティブな気持ちもそのまま書きましょう。漠然とした考えも文字とすることで明確になっていきます。

  • 今感じていることを自由に書き続ける
  • 頭に浮かぶ言葉を制限せず出していく
  • 不安やモヤモヤもそのまま書く
  • 書き直したり、訂正したりしない

書き終えた後、意識がスッと静まる感覚が得られることがあります。
自分との対話の時間として、ぜひ習慣にしてみてください。

グラウンディングに役立つアイテム

五感にアプローチすることで、より効果的にグラウンディングを深めることができます。

  • アロマ:ラベンダー、ベチバー、サンダルウッド、シダーウッッドなどがよいでしょう。
  • パワーストーン:ガーネット、ブラッドストーンなど。瞑想の際にそばにおいたり、アクセサリーにして身につけてもよいです。

自分が「安心できる」「落ち着く」と感じるものを取り入れることが、グラウンディングの感覚を育ててくれます。

グラウンディングを深めるためにできること

おすすめの習慣・考え方のシフト

グラウンディングを深めるには、「思考より感覚を大切にする」という意識が役立ちます。

  • 1日に1回、自分の体に意識を向ける
  • 何かを決めるとき、「頭」だけでなく「体感」も確認する
  • 「今ここ」に戻る習慣をつくる

現実に根を下ろしながら、スピリチュアルな感覚を自由に広げていくことが、グラウンディングの本質です。

心が乱れたときのセルフチェック法

グラウンディングが乱れているときは、次のようなチェックリストで自分を振り返ってみましょう。

  • 最近、ちゃんと眠れている?
  • バランスの取れた食事をとっている?
  • 誰かの影響を受けすぎていない?
  • 自然や現実世界にふれている?

「今の自分に足りないものは何か?」に気づくことが、整え直す第一歩です。

心がふわふわする、自分は何もできない、そんな気持ちにとらわれたときこそ、静かに地に足をつける時間を。
グラウンディングは、あなたらしく生きるための支えとなってくれるでしょう。


参考文献 ブレンダ・デーヴィス「魂からの癒し チャクラ・ヒーリング」(徳間書店)

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