不安との向き合い方

ヒカリです。

今日は、不安との向き合い方について書いていきます。

不安とは何か?

不安とは、心配に思ったり、恐怖を持ったり、

何かわからないけれどうまくいかなのでは?というはっきりとしない感覚のことです。

これまで、一度も不安を感じたことがないという人はいないのではないでしょうか?

不安はいつでも、誰の心の中にもあって、ふとした拍子にあらわれ、私たちを困らせます。

どんなにうまくいっている時でも、「あれ、大丈夫かな?」と突然心にあらわれ、

一度考え出すとなかなか消えてくれないということはありませんか?

日常の中の簡単な例としては、

「鍵をかけたかどうか、はっきりしない」

「コタツのスイッチをきちんと消しただろうか」など、

しなければいけないのに、きちんとしたかどうか覚えていなくて心配になるもの。

きっと一度は経験しているでしょう。

この不安をなくすのは簡単です。

確認しにいったり、確認してもらう。

これだけです。

でも、生きているなかには、すぐには解決できない不安もあります。

そんな解決できない不安に、私たちはどう対処していけばいいのでしょうか?

 

なぜ不安はおこるのか

どんな時でも、どんな人でも感じたことのある不安。

なぜ、どんな時におこるのでしょう。

希望や理想、目標がある

こうなりたい、こういう生活がしたい

将来の目標や、願望は多くの人が持っているでしょう。

でも、今現在の自分に、自分の将来がどうなっているかはわかりません。

わからないのはあたりまえ、それは誰もがわかっていることです。

でも、わかっていても、何かしらうまくいかないことがある時

本当に大丈夫だろうか、もしできなかったらどうしよう

そんな風に不安が増していくことがあります。

とても小さなことも、とても大きなこと、たいへんなことに感じて

悪い想像がどんどん膨らんでいくのです。

自分の生活、人生に関しての理想があるからこそ起こってくる不安といえるでしょう。

また、すぐには結果の出ないことでもあります。

現実と理想との差が大きかったり、

いつ結果がでるかわからない、結果がでるまでが長い時に大きくなりがちです。

 

自分の力の及ばないこと

どんなに目標のために努力していても、すぐには結果の出ないこともあります。

簡単な例でいえば、試験結果。

勉強はしっかりしたけれど、正解したのか、点数はとれているのか、

結果がでるまではわかりません。

入念に準備したプレゼン

どんなにうまく進めたとしても、最終結果をだすのは自分ではない。

他の人が出す結果を待つまでの間、自分にできることは何もなく、期待と不安が入り混じった状態です。

どんなに自分が頑張ったとしても、人に委ねて自分が関われない部分は

結果を期待する分、不安が増していくのも当然でしょう。

自分に自信がない時ほど、不安が増大していきます。

 

他人の目やことば、反応が気になる

他人がどう思おうと自分自身は変わらないのに

人にどう見られているのか、

どう思われているのか

もしかしたら嫌われたのではないか

笑われているのではないか

自分は変なことをしていないか

どんどん不安になっていきます。

ひどくなると、他人の目を気にするあまり、自分に自信が持てなくなってしまうこともあります。

自分に自信がもてなかったり、自分の考えよりも他人の目を気にしていたり

人をうらやんでいたり、

自分自身が不安定だと起こりがちな不安です。

 

不安のメリット・デメリット

悪いことのように思われがちな不安ですが、実際にそうでしょうか?

不安の良い面についても見ていきましょう。

不安のメリット

  • 慎重に行動できる。
  • 失敗が減る
  • 見直しができる

不安があるからこそ、してきたことを振り返り、確認し、見直すことができます。

それは、しなくてもよい失敗を防ぐ手助けとなります。

反対に、不安のデメリットは?

  • 不安に気を取られすぎて冷静に判断できない。
  • 心配、恐怖、が大きくなる。
  • 不安感が増すことで不安定になる。

不安感が増すと、どうしても心穏やかではいられません。

落ち着きをなくし、常に心に不安がつきまとってしまいます。

不安のあまりに焦って失敗することもあるでしょう。

ひどすぎる不安は、体の不調を起こすことさえあります。

 

不安への対処の仕方

まずは考える

不安になった時、なぜ気になるのか、どこが不安なのか

落ち着いて考えてみましょう。

過去の失敗から?

足りない部分がある?

何もできない?

不安の基となるものは何でしょうか。

箇条書きにして気になることを書き出してみてもいいし、

今までやってきたことを振り返っていてもいいです。

まずは、自分の気持ちを確認してみましょう。

動こう

不安がおこってくることは、仕方のないことです。

でも、起こるかどうかわからない事柄に今から思いめぐらすのは

心の負担でしかありません。

考えれば考えるほど、不安に駆られて身動き取れなくなることも。

そうなる前に、行動しましょう。

避けられるものならば、回避するために何ができるかを考え

計画的に動く。

それが終わったら次に何をするか

自分の理想や目標に到達するためにすべきことをとにかく行う。

もし、結果がでるまでに何かをしても変わらないのだとしても

動いて動いて、不安な気持ちが入る隙間もないくらいに動き続けていれば

不安に押しつぶされる暇もないでしょう。

とにかくリラックス

もしどうしても不安に押しつぶされてしまいそうになったら

まずは深い呼吸をしてみましょう。

深い呼吸には、自律神経を整えてリラクゼーション効果を高める働きがあります。

意識的体の力を抜き、深い呼吸をして心を落ち着かせましょう。

自分の好きな音楽を聴いたり、好きな本を読んだり、散歩をしたり。

睡眠と食事に気を使い、ゆとりをもった生活を心がけましょう。

そうすることで心が落ち着いていきます。

声に出し、発散する

心の中に不安をため込んだままだと、不安は決してなくならず増えるばかりです。

声にだし、不安を外に出し、発散することも大切です。

不安を心の中に抱え込んだまま、ぐるぐると思い悩み

自分を追い詰めていくのはやめましょう。

泣く

泣くことには、ストレス成分を減らすデトックス効果や、心も体もリラックスさせる効果があります。

不安でどうしようもなくつらければ、感情にまかせて泣きましょう。

涙を無理に抑える必要はありません。

存分に泣いて、気持ちをすっきりさせましょう。

 

不安は、自分自身がつくりだすものです。

だからこそ、自分で心のコントロールをしていく必要があります。

不安に駆られた時こそ、立ち止まって自分の心に問いかけ

不安に振り回されないようにしましょう!!

 

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